2005年09月11日

試用期間はなぜ? 設けるの?

日曜の朝、飲食店を経営するH社長より、携帯に電話が(こっちは休み、ちょっと電話に出るのも戸惑ったが、ここは顧客サービス、なにか事件かな?!とも思い通話ボタンを押すと…)、

先生、今「社員の採用面接をしているのですが、面接者から試用期間はどうしてあるのですか?」という質問を受けたという…、
「就業規則でそうなっているからあまり試用期間の目的について考えたこともないし、普通に考えれば、会社が社員の適正をみる期間とでも説明しておけばよいのでしょうか?」
社会保険労務士“K”の対応
確かに「試用期間ってなんであるの?」、素直でストレートな質問ですよね(意外にこの手の質問で、社員に“なぜっ”って聞かれると、返答に困るのではないでしょか。

社長が言う「会社が社員の職務適正を判断する期間」という応え、間違ってはいないと思います。しかし、これだけでは、社員は「なんだ会社が首を切るためだけのものか」と誤解をしてしまいます。

そこで、「当社の試用期間は、雇用のミスマッチを防止するためのものです。会社は試用期間を通してあなたがこれから当社でやっていけるだけの資質と意欲があるかを判断します。あなたは、当社の社風に馴染めそうか、労働条件に無理はないかを判断してください。互いの気持ちにすれ違いがありながら、あなたに働いてもらうこと、そして、あなたを雇い続けることは不幸なことだと当社は考えています。もし、本採用面接の際に、あなたが当社でやっていけないようでしたら、素直に申し出てください。試用期間とはそんな期間です」

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