2005年10月20日

プロ野球選手のような年俸制・・・!!

今日は、“年俸制”に関するお話しです。
このお話しは、I社(ソフトウェアの開発業)のG社長のひと言から始まりました。
(この社長、思い立ったら即行動、悪く言うと、かなりのせっかちさんで、社員も私も少し困り気味…。
G社長:「当社も、プロスポーツ選手のような年俸制にし、ボーナスなしの毎月均等払いにしたい!」

プロ野球選手のような“年俸制”とすることは可能かどうか?については、続きを読んでください。


年俸制としたいI社の背景
仕事がら(システムエンジニア)、時間外労働や休日労働が多く、毎月の給料計算が面倒、また、たくさん残業をするエンジニアが優秀とは限らないという社長の考えがあること。

答え
結論から言いますと…
賃金の額および賃金の体系(年俸制とか月給制、時間給制といったもの)の決定については、労使間の契約によることが原則であり、社員の賃金を、年俸制とすることについてはなんら問題はありません。
しかし、しかーしです。時間外労働等の割増賃金の計算を省略するために、年間の割増賃金を含んだ年俸制とすることについては、少々問題がありそうす。

生じる問題とは…??
ある月に、一定額に相当する時間外労働時間数を超える時間外労働があったとします。この場合、「賃金は、各月ごとにその全額を支払わなければならない」という労働基準法の定め(労基法24条)に抵触してしまいますので、その月には差額の残業手当を支払わなければなりません。「年間を通じてみれば、問題がないのでは?」という反論もあるかと思いますが、割増賃金は、その月ごとに計算して支払わなければならない性格のものです。

年俸制導入時の注意点 ※管理監督者等を除く
■所定労働時間、所定休日を超える労働に対しては別に賃金を支払う必要があること
■法定時間外労働や法定休日に対する労働には、割増賃金を支払う必要があること
■深夜時間帯(午後10時から午前5時)に対する割増賃金が必要なこと
■毎月1回以上、定期に支払うこと


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この記事へのコメント

1. Posted by さとし   2005年10月21日 08:26
確かに習いました、割増賃金。

やはり年俸制にしても割増賃金問題は発生するのですね^^;

テキストで確かにその法律については習いましたが、
いろんな状況が組み合わさるとよくわからなくなります。

ex)年俸制にしても割増賃金が必要なのか?など、
普通に考えれば必要ってわかるのに、ん?まてよ!
例外があるのか?・・・ってな具合です。

まだまだ修行が足りませんね^^;

かなりお役に立ったのでダブルクリックにしましたw
2. Posted by 渡辺雄二   2009年01月23日 17:52
最近読んだ、税理士さんのブログを紹介します。

800字以内なのですこし省略部分がありますが。


昨年末に日本体育大学スポーツ局の黒田次郎氏の「プロ野球選手って儲かるの?」という記事を読みました。

この記事は01年から07年に引退した538選手を対象に調査して出来たものでかなり詳細に書かれておりました。特に気になったところは1つ目は通算年俸はサラリーマンの生涯賃金より少なかったところ、もう1つは高卒選手のところで成功してかなりの額を稼ぐ反面数年で退団してしまう両極端であるというところでした。

最初の通算年俸のところではこの記事では、

2億3,276万円(契約金+出来高を除く)に対してサラリーマンの生涯賃金は2億7,000万円(独立行政法人労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計-労働統計加工指標集-2008より)

と書かれておりました。

契約金+出来高が入っていればほぼ同額程度は見込まれるのではと思います。

ちなみにプロ野球選手は所得税法上は事業主とされ事業所得として所得税が課されること、一方サラリーマンは雇用される者として給与所得として所得税が課されること、また、短期間で多額を稼ぐプロ野球選手は所得税の税率が高くなるため手取りは少ないかもしれない点があり比較をすることは少し難しい点があると思います。


高卒選手のところでは大学や社会人に進んだ場合に再度プロから声がかかるかどうか分からないという点もあるかもしれませんので本当に難しいところかもしれません。ただ、下位指名や育成ドラフト指名の場合にはお金の面では契約金(育成選手の場合には支度金)や年俸が低いということとまた、プレーの面では何時まで体作りを中心に出来るか等をより意識や確認をして入団に対する決断をしてもよろしいのではと思います。度重なる怪我で引退に追い込まれる選手も多いと思いますので。




3. Posted by hanada miho   2009年07月01日 21:33
プロって厳しいのですね。。
4. Posted by 税務幸次郎   2009年10月23日 22:25
労務士の私からも一言。プロ野球選手の将来を考えると現役中に稼いだお金のムダ使いは自分自身の首を絞めることになりますね。節税対策をすることも必要でしょう。

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