2005年12月06日

『昨日の続き』・・・?!

労働条件引き下げ! 反対!!今日は、昨日のお話しの続きです。昨日は「労使慣行」を無くする方法には、]使の合意による方法、⊆然消滅を待つ方法、E事者の一方から告知をして破棄する方法の3つがあることをご紹介しました。そして、 ↓△諒法はとっても稀なケースであり、一般的には、の方法をとることが多いというところまででしたね!
ということで、今日は、の方法について少し解説をしたいと思います。

では、の方法(当事者の一方から告知をして破棄する方法)について勉強したい! という方は続きを読んでくださいね…。


E事者の一方から告知をして破棄する方法
まずはじめに…、原則として「労使慣行」となっている事実を会社が一方的に破棄するという行為は認められないということをご理解ください。しかし、次のような判例があります。「労使慣行の一方的な告知による変更または破棄は原則として許されないが、当該変更が合理的である変更や破棄であるならば可能である」というものです。

では、ここで言う合理的な理由について考えたいと思います。ここで言う合理的な理由とは「労働者がそれまでに享受していた権利・利益の性質およびその内容と変更により労働者の被る不利益の程度、そして不利益変更に伴う見返り措置の内容にきちんとした理由があるかどうかということです。

今日のお話し、なんか小難しい話しになってしまいましたが、たとえば、昨日の退職金支給のケースで考えると、あなたの会社で退職金の支給規定がないにもかかわらず、長年にわたって退職金の支給が行われてきたとします。そうすると、退職金支給の「労使慣行」が成立していたとみなされます。しかし、経営者としては、この「労使慣行」をなんとか無くしたいと考えています。そこで、経営者は、みなさんと話し合いの場を設け、現在の経営状態がいかに悪いか、そしてこのままの状態では倒産しかねない、または、大規模なリストラを決行しなければならなくなってしまうというような説明を行い、退職金を支給しない代わりに給料を見直すなどの代替案を提示し、なるべくみなさんから同意が得られるような努力を行えば、これまで「労使慣行」となっていた事実(ここでは退職金を支給するということ)を破棄または変更することができるということです。

結論:経営者の皆様へ
制度や規定がないにもかかわらず、そのときの感情で退職金を支給したり、昇給させたり、規則違反を見逃さないことです。そのような行為が積み重なると、それがあなたの会社の見えない規定(労働者との約束事)となり、労使慣行となってしまいます。そして、一旦「労使慣行」となってしまうと、それを破棄または変更するには大変な労力が必要となります。

結論:労働者のみなさんへ
制度や規定がないにもかかわらず、退職金が支払われていたり、賞与が支給されていたという事実がある場合には、それが会社の規定です。急に支給しないと言われた場合には、異議を申し立てましょう!


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1. ビジネス  [ blolog〔ビジネスマネー〕 ]   2005年12月06日 23:57
社会保険労務士(補助者)の事件簿様トラックバック、ありがとうございました。blolog〔ブロログ〕では、カテゴリー別にトラックバックを募集中です。みなさん、お気軽にトラックバックして下さい、お待ちしております。
2. 「感」を養う手作業  [ 株式公開入門Blog ]   2005年12月07日 07:32
 前回の「(構造計算偽造)震度5で倒壊?」でコメントを頂いたsamさんの >若い技術者もコンピューターを操作するが、実際の経験(現場監理を含めた設計)の積み重ねがなく「感」が働きません  を読んで思い出したお話を。  以前会計事務所時代に担当していた、デザ...

この記事へのコメント

1. Posted by グレートセレブな女社長を目指す(笑) 真奈   2005年12月07日 01:04
Kさん、昨日は素敵なお祝いのメッセージ、
ありがとうございました。
嬉しかったです(*^^)


「やはりKさんは社労士だ!」素晴らしい!!
これはもう、応援するしかないでしょう♪

両方とも、応援完了です♪またまいりますね☆

ありがとう!
2. Posted by 株式公開入門Navi   2005年12月07日 07:31
5  『労使慣行』始めて聞きました。
 経営者サイドとしては怖いですね。善意で退職金を支払っていたら、いつの間にか規程になってしまう。先が読みにくい中小はあえて規程を作らず、その時々の業績で支払ってしまうとえらい事になりそうですね。こんな事なら始めから規程を作成した方が良いですね。

PS・リンクに有ります【IPO Web 検索エンジン】は、もうありません(【IPO Web Search】に完全移行しました。)ので消して頂いてOKです。短い間でしたが有難うございました。
3. Posted by 招き猫   2005年12月07日 08:26
慣行って知らないうちに既成事実化するところがこわいですよね。勉強になりました。
応援クリックありがとうございました。
4. Posted by 京都書士よろず    2005年12月07日 10:09
確かに、経営者の主観のみによって、退職金のあり方などが変わるようではいけませもんね。慣行のあり方勉強になりました^^
5. Posted by nobu   2005年12月07日 13:14
勉強になりました!!。確かにこれまでの既成事実を変える場合には、十分納得させる理由付けが必要で、エネルギーの要ることですよね。経営者もあいまいにしていると後でつけが回って来るということだと思います。
6. Posted by 社労士“K”   2005年12月07日 23:07
真奈さん、
連日の応援ありがとうございます!

株式公開入門Naviさん、
【IPO Web 検索エンジン】のリンク外しておきますね…。TBありがとうございました。

招き猫さん、
その場その場で対応してしまうことが一番問題だと思います。やるならやる、やらないならやらないと決めることが大切です。
7. Posted by 社労士“K”   2005年12月07日 23:15
京都書士 よろずさん、
すっかり“京都書士”というお名前が定着しましたね! 毎度のご訪問、コメントに感謝です…。

nobuさん、
今回の記事は、私も書くうえで少し勉強になりました。記事のようなトラブルが起きないよう、顧問先にアドバイスをしていきたいと考えています。

みなさ〜ん!
いつもコメントありがとうございます。
今後も足跡残していってくださいね…!みなさんのコメントが、私のやる気を奮い起こします…。

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